フリーイラストサイトを3年ほど運営してきて

このサイト内に「フリーイラスト」というカテゴリがあります。その名のとおり利用規約さえ守ってもらえば、ご自分の製作物などに無料で使えるイラストです。このホームページ自体が以前がフリーイラスト専用のサイトで数百点のフリーイラストがありましたが、現在は一旦ゼロクリアして再度新規イラストを投稿しています。

日本のフリーイラストの世界で圧倒的な力を持っているのが言わずと知れた「いらすとや」さんです。無いものが無いと言っても過言ではないような多岐にわたるジャンル、圧倒的なイラスト点数で、街中・ネット上のいたるところで「いらすとや」さんのイラストを見ることができます。

いらすとや参考画像

タッチも統一されていてモワモワした輪郭がどんな背景にもなじんでしまいそうです。

ここまで認知されていれば様々なコラボなどの仕事に繋がると思いますが、フリーイラストで使ってもらうためには「使いやすそうなイラスト」「痒いところに手が届くイラスト」「圧倒的ボリューム」「クセの少ない絵柄」もしくは逆に「特徴的なクセの強い絵柄」など戦略として色々と検討の必要があります。

小規模なフリーイラストサイトでダウンロードしてもらえるのか?

サイトイメージ画像

このサイトの前身「ただのえ」は私がイラストを描き始めた時、練習のために始めました。

ダウンロードしてもらって私には1円も入りませんので、同じ無料ダウンロードの「イラストAC」などに投稿したほうがダウンロードしてもらった時に数円入るのでよっぽど絵をお金に変えることができます。

個人のフリーイラストサイトなどインターネットの海にポツンと浮かんだ小島なので、簡単には人は来てくれないですよね。

とはいえイラストを上げ続けているとグーグルの画像検索などで意外と上の方に表示されたりします。これはキーワードを狙って上げるブログなどのWebメディアの記事よりも比較的難しくなく表示された印象があります(画像って記事の検索に比べるとたくさん表示されますからね)

私は以前メーカー勤務で工場で働いた経験があり「労災」に関するイラストを多く描いたのですが、一時期「労災 イラスト」で検索すると最初のページに何十個も「ただのえ」の労災に関するイラストが表示されたこともあり、そのリンクをたどってサイトから問い合わせが来るというのもありました。

当然イラストのページにキーワードとなる単語を入れ、画像の代替テキスト部分にもしっかりキーワードを入れておく必要があります

サイトにフリーイラストサイトであることをしっかりと明記し、イラスト点数を増やすことでグーグルにフリーイラストサイトであることを認識してもらいイラストを探している検索者に見つけてもらいやすくなります。

お金にならないフリーイラストサイトをなぜやるのか?

通常ホームページを使ってお金を稼ぐのは「サイト経由で何か買ってもらう」「サイト内の広告から気になるサイトに行ってもらう(クリックして飛んでもらう)」などの方法があります。

しかしフリーイラストサイトは買わせるための記事・文章はないのでマンガでオススメでもしない限り商品の訴求は難しく関連する商品のリンクを貼る訳にもいきません。

イラストをパッと見て「使えそう・気に入った」となればダウンロードしてページから離脱なので見てもらえるのは一瞬です。正直労力から見ると「全然割に合わない」のは事実です。「絵が描けるからフリーイラスト置いて広告収入でお金に繋がらないかな」という理由ではやるべきではないです。

お金に繋げるにはなにか違う切り口が必要です。

では、なぜ私が割に合わないフリーイラストサイトをやっているのかというと

とにかく描くことで画力を上げる

私のような比較的簡単に見えるタッチでも描き続けることでどんどん変化していきます。

こんな風に

最初の頃に描いたものも味があると思いますが、頭の中では右側のように描きたかった思いがあります。

「10,000時間の法則」と呼ばれるものがあるように改善点を考えながら作業に時間を注ぐことも大事だったります。

自己満足

フリーなのでダウンロードしてもらえやすく皆さんの製作物などに使ってもらえやすくなります。

どんな感じで使ってもらえているか知ることもその後の創作に大事ですし、自分のイラストが役立っていることが単純に嬉しいというのもあります。

同じ無料イラストサイトのイラストACに投稿してもいいのですが(実際多くの作品を投稿しています)著作権上自分の手を離れてしまうということもありサイトは「自分の作品置き場」という意味合いもあります。

問い合わせから仕事に繋がる

これが大きいです。最初は全く反応はありませんでしたがイラストの点数を増やしていくとポツポツとお問い合わせ窓口から仕事の問い合わせなどがくるようになりました、リピートでイラストをオーダーしてくれたお客様もいます。

イラストの点数が多いと「このイラストのバリエーションを…」「このイラストの人物のポーズをこんな風にしたものが欲しい…」などすでにある作品を前提で話せるのでイメージの食い違いが少なかったりします。

このように自分の絵にお金を払ってもらえる、需要があるということが自信にも繋がりました。

絶好調な男性

当初から戦略として描きやすいイラストを描くと決めていた

最初はしっかり描き込んだ端正な感じの人物の絵を描きたかったのです。ですが自分がどのようなイラストを描いていくかを最初に検討したときに

・一つに長時間かかるゲームキャラクターの絵師さんのような絵は描かない

上手い人が多すぎてその世界で戦える技術を得る時間もメンタルもないですし、飽き性なので1点が比較的短時間で描き上げられるようなシンプルな単純な絵を描こうと思っていました。お金に繋げるためには「レベルの高いアート作品」を描けない場合はある程度スピードも大事です。

単純に時給で考えるのは間違っているのですが、それでも「このボリュームなら、このぐらいの時間がかかるな」という工数をタッチや描き込み数からある程度イメージすることは大事です。

・クセが少ない出来る限り万人向けする絵を描く

自分ではそう思って描いているのですが「クセあり過ぎだろ」と思われたらスイマセン。なるべく誰にでも受け入れやすい感じを目指すことで様々な媒体に使ってもらいたいという狙いがあります。

・手足頭のバランスが多少崩れても大丈夫なタッチを模索

絵を勉強した経験が無いので身体のバランスを保って正確に描こうと思うと確実に崩れます(ヘタクソ)。頭でっかちでも短足でも手足ガリガリでもあえてデフォルメしたような感じに見せるために、それが味となる「コミカルなタッチ」の人物で描き進めようと最初に決めました。

説明をする女性

まとめ

このコミカルなタッチの人物イラスト達をこの3年で相当な数を描いたと思います(表に出していないのも含めて)。

描いていく中でタッチも変わって上手くなっていくのを実感しましたし、絵に対する周りの反応を見ながら方向性を探ることも出来ました。

何事も考え込んで止まらずに、作業を続ける、反応から学ぶ、改善するなどのトライアンドエラーが大切なのだと感じます

やり続けることは大事ですが途中の軌道修正や平行してのチャレンジもまた大事であることをフリーイラストサイトの運営をして学びました。

今後も細々と気まぐれでイラスト点数を増やして、描いたイラストが良い縁をつないでくれると嬉しいのですが(笑)

 

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